2022.10.21 up

カレンダーができるまで vol.6 ーカレンダーをお客様のもとへー

365の大切な今日を、暮らしの中でそっと教えてくれるカレンダー。

 

お気に入りのカレンダーと過ごす毎日は、暮らしにちょっぴり楽しさや華やかさを与えてくれます。

 

たった12枚の紙かもしれませんが、そこには暦に関する深い歴史と英知、正確な暦情報を人々に届けるために奮闘するカレンダー会社の企業努力が詰まっています。

 

そんなカレンダーがどうやって作られているのか、ちょっと気になりませんか?

そこで、このサイトの案内人「めくろう君」が、名入れカレンダーをメインに製造・販売するカレンダー会社「株式会社にしばた」に潜入してレポートしちゃいます!

 

レポートは全6回の予定。カレンダーができるまでの道のりを一緒にお楽しみください♪

 

 

index

  1. カレンダーができるまで vol.1 ーどんなカレンダーを作る?ー
  2. カレンダーができるまで vol.2 ー正確なカレンダーを作るためにー
  3. カレンダーができるまで vol.3 ーいざ、カレンダー製造工場へ!前編ー
  4. カレンダーができるまで vol.4 ーいざ、カレンダー製造工場へ!後編ー
  5. カレンダーができるまで vol.5 ーカレンダーに名入れをしよう!ー
  6. カレンダーができるまで vol.6 ーカレンダーをお客様のもとへー

 

 

 

 

名入れカレンダーを全国のお客様のもとへ

 

こんにちは!Calendia案内人のめくろうです。前回は、株式会社にしばたの真骨頂、カレンダーの名入れについてお届けしたよ。

めくろう調査員

 

前回のレポートはこちら!

 

さあついに名入れカレンダーが完成!最後に残るのは、このカレンダーを全国のお客様のもとにしっかりとお届けする業務。

 

今回は、この最後の工程についてレポートするよ!

 

 

 

 

商品管理

 

商品課は、受注した案件を取りまとめ、製版、印刷、製本、名入れ、配送の各部門に指示を出したり、協力工場の手配をしたりと、名入れカレンダーの全体的な管理を行う部署。

株式会社にしばたで取り扱うカレンダーは約2,000種類以上もあって、それらの在庫や品質を管理する、いわば“司令塔”のような感じだね。

 

名入れ用カレンダー

 

 

商品課

 

名入れ印刷が完了したら、まず商品課がカレンダーを回収し、検品しながら箱詰めします。その後、配送を担当する部署に運ぶよ。

 

 

名入れカレンダーの検品

 

お客様のもとに届くのはもうすぐ。高品質な商品をお届けするため、ここでの検品はとても重要な作業なんだ。

 

 

続いては、配送課での梱包作業。荷物の破損を防ぐため、丁寧な梱包を心がけているよ。

お客様のニーズに合わせて、ポリ袋入れ作業をしたり、個別発送をしたりと、多種多様な梱包業務を行っています。

 

バンドかけ

 

 

ここで、商品課の人にちょっと話を聞いてみよう!

 

商品課の神谷さん

 

ー普段の業務は?

 

(神谷さん)

主な業務は印刷課で名入れをしたカレンダーの回収です。回収した名入れカレンダーを、検品、箱詰めして、配送課に運ぶまでを担当しています。

運んでいるのは名入れまで済んだ完全な状態の商品なので、気を張って作業をしています。

 

ー次はお客様のもとに届くと思うと、緊張しそう…

 

(神谷さん)

そうですね。なので、ここでの品質チェックはとても重要な作業です。名入れの前に一度カレンダーを検品し、名入れ後にも再度、汚れがないか、印刷不良がないかなどをチェックしています。

配送課の方でも梱包前に再度検品をしているんですよ。

 

ー心がけていることは?

 

(神谷さん)

私たちが扱っているのは紙。デリケートなものだから、やはりどんな作業も丁寧にすることを心がけています。神経を張り詰めて商品を扱うようにしていますね。

また、カレンダーって結構重くて体力が必要なので、健康管理には気をつけています。特に繁忙期はどの部署もものすごく忙しくなるので、やはり健康第一ですね。

 

商品課の神谷さん

 

ー今後の目標は?

 

(神谷さん)

「カレンダーってこんなに種類があって奥深いものなんだ」と、にしばたに入社して初めて知りました。一家に一冊は必ずあるし、暮らしに必要不可欠なものなんですよね。そんなカレンダーの奥深さに気づき、会社について、カレンダーについて、もっと深く知っていきたいと思うようになりました。

 

今、入社して5年目になりますが、自分の担当業務だけでなく、他部署との連携や全体の流れをもっと意識して業務をしていきたいですね。もっと深く、会社に関わっていけるようになりたいです!

 

 

全社一丸となってやり切った時の達成感が、仕事のモチベーションになっているんだって。神谷さん、ありがとうございました!

めくろう調査員

 

 

 

 

保管・出荷

 

いよいよ名入れカレンダーを全国のお客様のもとへ。

 

 

配送課の倉庫の様子

 

梱包が済んで送り状を貼ったら、運送会社ごとに倉庫で保管します。出荷のピーク時には、倉庫に入りきらない程の商品で溢れているんだって!

 

納品時期が近づいたら運送会社を手配して、ここから全国のお客様のもとへと発送します。

 

 

ここで、出荷を担当している人に話を聞いてみよう!

 

加工課の関澤さん

 

ー普段の業務は?

 

(関澤さん)

主に出荷業務を担当し、普段は運送会社とのやりとりや送り状の作成などをしています。

名入れカレンダーの大半を占める壁掛けカレンダーの出荷は配送課ですが、卓上カレンダーや日めくりカレンダーなどは加工課が担当しており、私は主に日めくりカレンダーや不織布カレンダーなどの出荷業務を行っています。

 

ー出荷業務が大変な時期は?

 

(関澤さん)

カレンダーは季節商品なので、出荷のピークは大体9〜11月くらいになりますね。この時期には人手も増やして、万全の体制で業務に臨みます。初めて繁忙期を経験した時は「噂には聞いていたけれど、こんなに大変なんだ!」と驚きました。でもみなさん親切で、助け合いながらこの時期を乗り切っています。

 

ー心がけていることは?

 

(関澤さん)

当たり前かもしれませんが、分からないことは放置せずにすぐに確認するようにしています。入社当初は業務の流れがつかめず、自分のやることをこなすのに精一杯だった反省があるので、今はすぐ先輩に聞くようにしています。みなさんとても優しく教えて下さるので助かっています。

 

ー今後の目標は?

 

(関澤さん)

入社して1年ですが、まだまだ目の前のことだけで頭がいっぱいになってしまうことがあります。自分の仕事に限らず他の仕事も覚えて、視野を広く持てるようになりたいですね。

 

 

年末にかけて注文が集中する時期の出荷業務は、きっと想像を超える大変さなんだろうな。関澤さん、ありがとうございました!

めくろう調査員

 

 

 

 

最後に

 

最後の最後まで丁寧に、使ってくれるお客様の顔を浮かべながら作られている「名入れカレンダー」。

みんなの手に渡るまでには、こんなにたくさんの人が関わっていたんだね。

 

というわけで、株式会社にしばたの「カレンダーができるまで」レポート全6回は、これで完結です!約半年間、お付き合いありがとうございました!

 

そろそろカレンダーの季節。名入れカレンダーをもらったら、ぜひ職場や家庭で活用してね♪

 

 

めくろう君が取材したのはこちら!
株式会社にしばた https://nishibata.net

この記事をシェアする