2022.07.20 up

カレンダーができるまで vol.3 ーいざ、カレンダー製造工場へ!前編ー

365の大切な今日を、暮らしの中でそっと教えてくれるカレンダー。

 

お気に入りのカレンダーと過ごす毎日は、暮らしにちょっぴり楽しさや華やかさを与えてくれます。

 

たった12枚の紙かもしれませんが、そこには暦に関する深い歴史と英知、正確な暦情報を人々に届けるために奮闘するカレンダー会社の企業努力が詰まっています。

 

そんなカレンダーがどうやって作られているのか、ちょっと気になりませんか?

そこで、このサイトの案内人「めくろう君」が、名入れカレンダーをメインに製造・販売するカレンダー会社「株式会社にしばた」に潜入してレポートしちゃいます!

 

レポートは全6回の予定。カレンダーができるまでの道のりを一緒にお楽しみください♪

 

 

index

  1. カレンダーができるまで vol.1 ーどんなカレンダーを作る?ー
  2. カレンダーができるまで vol.2 ー正確なカレンダーを作るためにー
  3. カレンダーができるまで vol.3 ーいざ、カレンダー製造工場へ!前編ー
  4. カレンダーができるまで vol.4 coming soon!
  5. カレンダーができるまで vol.5 coming soon!
  6. カレンダーができるまで vol.6 coming soon!

 

 

 

 

カレンダー製造工場に行ってみよう!

 

こんにちは!Calendia案内人のめくろうです。前回は、カレンダーの印刷データを作る現場から、校正や製版についてレポートしたよ。

めくろう調査員

 

前回のレポートはこちら!

カレンダーができるまで vol.2 ー正確なカレンダーを作るためにー

読みもの

カレンダーができるまで vol.2 ー正確なカレンダーを作るためにー

2022.06.20 up

365の大切な今日を、暮らしの中でそっと教えてくれるカレンダー。   お気に入りのカレンダーと過ごす毎日は、暮らしにちょっぴり楽しさや華やかさを与えて…

365の大切な今日を、暮らしの中でそっと教えてくれるカレンダー。   お気に入りのカレンダーと過ごす毎日は、暮らしにちょっぴり楽しさや華やかさを与えて…

 

さあ、次はいよいよ製造工場でカレンダーを作る工程へ。ここからどんどんカレンダーが形になっていくよ。

 

株式会社にしばたの工場に潜入

 

 

株式会社にしばたの工場内

 

工場で行われている主な工程は、カレンダー本体の印刷、断裁、製本、名入れ印刷。

 

前編と後編に分けてお届けする今回のレポート。前編では、印刷と断裁について詳しく紹介していくね!

 

 

 

 

カレンダーの印刷

 

まず目に入ってきたのは、天井まで高く積み上げられたカレンダー用紙!
ここにあるのは、四六全版(788mm×1091mm)や菊全版(636mm×939mm)と言われるサイズの用紙だよ。

 

壁掛けカレンダーのサイズは色々あるけれど、まずは大きな規格サイズの用紙に印刷して、その後それぞれのカレンダーのサイズに断裁するんだ。

 

カレンダーのサイズについては、こちらもチェック!

教えて!めくろう君 「カレンダーのサイズ」

 

 

カレンダー用紙

 

株式会社にしばたの強みの一つは、充実した設備。

印刷機に関しても、多様なロットや幅広いサイズに対応できるオフセット印刷機を揃え、自社はもちろん協力会社とも連携して高い生産能力を維持しているんだって。

 

機械によって用紙の対応サイズや印刷可能なインク数が違うので、カレンダーの仕様で使い分けるんだ。

 

 

2色機

 

ちょうど作業中だった2色機を見せてもらったよ。

真っ白な紙がセットされ、前工程の製版課で作られた版を使って印刷するんだ。

 

 

カレンダーの印刷

 

 

カレンダーの印刷

 

ズレや汚れがないか、色が合っているかなど、入念にチェックしながら印刷を行うよ。

 

 

カレンダーの印刷

 

今刷っているのは、2色刷りカレンダーの11月、12月。こんな風に大きな一枚の紙に印刷して、このあと断裁するんだね。

 

ここで、印刷を担当している人にちょっと話を聞いてみよう!

 

カレンダーの印刷

 

ー普段の業務は?

 

(安崎さん)

普段はカレンダー本体の印刷を担当し、2色印刷の自社ブランド製品を主に印刷しています。カレンダーは表紙も入れて13枚の紙がセットになっているので、1枚の失敗が13枚の失敗になってしまうということを肝に銘じて日々業務にあたっています。

 

ー特に気をつけていることは?

 

(安崎さん)

印刷というのは、どうしても紙粉やインクかすなどによる汚れは避けられません。まずは抜き取り検査でそれらを素早く見つけて、できるだけロスを少なくするようにしています。

また、1枚刷ろうが10万枚刷ろうが、同じ色合い・品質を保たなければいけないのですが、それが非常に難しい。

気温や湿度で紙やインクの状態が微妙に変わるので、細かい調整を繰り返しながら、かなり気を遣って印刷しています。

 

ー印刷って繊細なんだなぁ…

 

(安崎さん)

刷ってから時間が経ったものは色が落ち着いてくるので、朝刷ったものと午後に刷ったものとの色合わせも慎重に行っていますし、色が沈みやすい紙の時はかなり注意が必要です。シビアな色調整が求められるものでは、何度も刷り直しをしたこともあります。

 

ー今後の目標は?

 

(安崎さん)

後輩の指導係もしているので、チーム全員のスキルを上げていけるように指導していきたいですね。機械相手とはいえ、昨日と同じことをしていても同じ色は出せません。水やインクの量と仕上がりのバランスには、やはり経験が必要です。自分の長年の経験を共有しながら、全体的な印刷の質を高めていけるよう指導にも力を入れていきたいですね。

 

印刷って職人技なんだね!安崎さん、ありがとうございました!

めくろう調査員

 

 

 

 

カレンダーの断裁

 

カレンダーの断裁

 

次に見せてもらったのは断裁の工程。

大きな一枚の用紙を、それぞれのカレンダーの指定サイズにカットするんだ。

 

ちょうど今から、表紙を4丁付けた用紙を断裁するところ。

同じページを1枚の紙に複数配置して印刷することを「丁付け」と言って、この場合は表紙が4枚配置されているので「4丁付け」となるよ。

 

まずは、断裁の前に用紙をきれいに揃えるよ。

 

紙揃え機

 

紙揃え機は断裁機と連結しているので、揃えられた紙はそのまま断裁機へとスライド。

 

 

カレンダーの断裁

 

 

カレンダーの断裁

 

 

カレンダーの断裁

 

 

 

ちなみに、白い厚紙を断裁して、ヘッダーと呼ばれる壁掛けカレンダーの綴じ部分の部品も作っていたよ。

 

カレンダーの断裁

 

 

無駄のないスムーズな動きで、それぞれの作業が進んでいく工場内。効率の良い作業動線が考えられているんだな。

めくろう調査員

 

 

こうやってカレンダーは印刷、断裁されているんだね。少しずつ出来上がっていくカレンダーを見ているとワクワクするね!

 

次回は製造工場潜入の後編!製本の工程を詳しく紹介します!お楽しみに〜♪

 

 

めくろう君が取材したのはこちら!
株式会社にしばた https://nishibata.net

この記事をシェアする