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[今月のRemind 6月編] 厄除けのおまじないにも。季節の花、アジサイを楽しもう
2021.06.06 up
梅雨時期の代名詞でもあるアジサイ。6月になるとあちこちでアジサイがきれいに咲き誇ります。雨に濡れながらも鮮やかに咲く姿は…
梅雨時期の代名詞でもあるアジサイ。6月になるとあちこちでアジサイがきれいに咲き誇ります。雨に濡れながらも鮮やかに咲く姿は…
2025.06.01 up
日本には暮らしに根付いた「縁起物」がたくさんあります。
長い歴史の中で人々は、五穀豊穣、長寿、無病息災、商売繁盛、家内安全など、さまざまな願いや祈りを込めて「縁起が良い」とされるものを食し、飾り、身につけ、暮らしてきました。
その思いは今も大切に受け継がれています。
このコーナーでは、毎月季節にちなんだ「縁起物」をご紹介。
招福開運を願って、気軽に暮らしに取り入れてみてくださいね!
雨にしっとり濡れる様子が美しいアジサイ。
開花のタイミングは梅雨入りの時期と重なることが多く、梅雨の風物詩として親しまれています。
ピンク、青、紫、白など花の色はさまざま。
土壌のpHだけでなく、アルミニウムの含有量やその他の要因が複雑に関係して色が決まるのだそう。
世界中で愛され、品種改良も盛んに行われており、現在の品種はなんと2000種以上にものぼるといわれています。
「万葉集」にはアジサイを詠んだ歌も見られるなど、歴史の古い花でもあります。
古くからアジサイには精霊が宿ると信じられ、縁起のいい花として魔除けや厄除けに用いられてきました。
一方で、花(実際は“額”)が4枚あることから「死」を連想し、縁起が悪いとする説もあるようです。
ですが、そうした説を差し引いても、その美しさから今も多くの人に愛され続けています。
最近では「紫陽花のおまじない」も人気。
一部地域では、6月の6のつく日(6日、16日、26日)にアジサイを逆さにして軒下に吊るし、厄除けをする風習があり、それがおまじないとして広まっているようです。
玄関やキッチン、窓辺などに逆さに吊るすと厄除けや金運アップ、トイレに吊るすと婦人科系の病気を防ぐともいわれています。
「花守り」は、アジサイを半紙などで包み、水引で束ねて作るもの。
手軽にできて、インテリアとしても楽しめるので、ぜひ試してみてくださいね!
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2021.06.06 up
梅雨時期の代名詞でもあるアジサイ。6月になるとあちこちでアジサイがきれいに咲き誇ります。雨に濡れながらも鮮やかに咲く姿は…
梅雨時期の代名詞でもあるアジサイ。6月になるとあちこちでアジサイがきれいに咲き誇ります。雨に濡れながらも鮮やかに咲く姿は…
初夏に旬を迎える、代表的な夏野菜のひとつ、ナス。
ナスは「成す」という言葉にかけて、物事を成し遂げる、子孫を成す、財を成すなどの意味が込められた、縁起の良い野菜とされています。
江戸時代に広まった、縁起の良い初夢をあらわす「一富士二鷹三茄子」という言葉にも登場します。
富士山、鷹に次いで3番目に挙げられるくらいですから、当時の人々がナスを縁起物として大切にしていたことがうかがえますね。
さらに、旬に先がけて出回る「走り」のナス、つまり初ナスは特別な意味を持ちます。
「初物七十五日」という言葉があるように、昔から初物には生命力が宿るとされ、食べると寿命が75日延びるとも言われてきました。
特に、初鰹、初茄子、初茸、初鮭の「初物四天王」は、江戸時代に延命長寿の縁起物としてもてはやされたそうです。
今ではスーパーで一年中手に入るナスですが、家庭菜園で育てている方は、今年の初収穫のナスを“初物”として、ぜひおいしく味わいましょう。
ナスを使った夏におすすめのレシピも要チェック!
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2021.08.30 up
山形県の郷土料理「だし」をご存知ですか? キュウリやナス、ミョウガといった夏野菜に、昆布のねばりとつるりとした舌触り。香…
山形県の郷土料理「だし」をご存知ですか? キュウリやナス、ミョウガといった夏野菜に、昆布のねばりとつるりとした舌触り。香…
茅の輪(ちのわ)とは、茅(かや)という植物を束ねて輪にしたもの。
イネ科の茅は生命力が強く、邪気や疫病を祓う力があると信じられてきました。
古くから縁起の良い、神聖な植物として扱われてきたのです。
この茅の輪が用いられるのが、毎年6月30日に全国の神社で行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」。
これは、今年前半を無事に過ごせたことに感謝し、後半に向けて新たなスタートを切るために、半年分の穢れを祓う神事です。
訪れた人々は、長寿や無病息災を願い、境内に立てられた大きな茅の輪を八の字にくぐります。
ちなみに、茅の輪くぐりの由来は、日本神話に登場するスサノオノミコトの逸話にあるとされています。
スサノオノミコトは旅の途中でもてなしを受けた蘇民将来という人物に、茅の輪を身につけておくよう助言しました。その後疫病が流行した際、言いつけを守り茅の輪を身につけていた蘇民の子孫だけが助かったのだとか。
★茅の輪のくぐり方★
①茅の輪の前に立ち、一礼してくぐる
②左回りで茅の輪の正面に戻り、一礼してくぐる
③右回りで茅の輪の正面に戻り、一礼してくぐる
④左回りで茅の輪の正面に戻り、一礼してくぐった後、ご神前に進みお参りする
このように神事として使われる大きな茅の輪のほか、神社によっては小さな茅の輪をお守りや縁起物として授与しているところもあります。玄関に吊るしたり、車や床の間に飾ったりして、無病息災や厄難消除を祈りましょう。
今年の夏は、茅の輪くぐりや茅の輪守で心身を清め、後半の運気を整えてみてはいかがでしょうか。
古くから大切にされてきた日本の縁起物。
意識して暮らしに取り入れてみれば、なんでもない一日もちょっぴり楽しくなるかも?
縁起物のある暮らしで、どんどん福を呼び込みましょう♪