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ハーモニーカラーデスク(KASANEの色目)
¥1,045(税込)
シンプルで使いやすいカレンダーをベースに、襲(かさね)の色目といわれる日本ならではの伝統配色をアクセントに取り入れたカレンダー。
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2026.04.30 up
聴き馴染みのあるものから、初めて耳にするようなものまで、日本には多くの色があります。
草花や生き物、大地や空、暮らしの道具など、その名は、私たちの暮らしを囲むさまざまなものから生まれています。
長い歴史の中で、人々は色を繊細に見つめ、ひとつひとつの色に美しい呼び名をつけてきました。
このコーナーでは、そんな日本の色の中からいくつかをピックアップし、由来別に紹介していきます。第4回となる今回のテーマは「植物が生み出す、奥ゆかしい色」。
これまで、可憐な花や葉に由来する色を取り上げてきましたが、苔や樹皮など、植物をもとにした色はほかにも数多くあります。今回はその中から、いくつかをご紹介します。
色の名前を知ることで、毎日が少し色鮮やかに見えてくるかもしれません。

苔のような、やわらかく深みのあるくすんだ黄緑色。
コケ植物の中でも、青苔の色に由来するとされ、草木の緑とはひと味違う、しっとりと落ち着いた趣を持つ色です。
苔色という色名は平安時代から使われ、江戸時代には着物の流行色としても親しまれてきました。
苔に覆われた日本庭園の景色を思わせる、落ち着いた美しさが漂います。

蒲(がま)の穂の色に由来する、赤みを帯びた深い茶色。落ち着きの中にあたたかみを感じさせます。
蒲は水辺に生える植物で、夏になると水中から花茎を伸ばし、円筒状の花穂をつけます。その穂の色が、この色名のもとになりました。
カバザクラの樹皮に由来する「樺色(かばいろ)」と同色ともいわれています。
深みのある色合いに、自然の中で育まれた素朴なぬくもりがにじみます。

若い竹のような、みずみずしく爽やかな緑色。その年の春に地中から伸びたばかりの竹を思わせる、清々しさがあります。
竹は古くから生命力の象徴とされ、松竹梅のひとつとして縁起物にも用いられてきました。
比較的新しい色名で、大正期以降に一般化したといわれており、関連色には青竹色や老竹色も。
素直な緑に、すっと伸びるような生命の勢いと柔らかさが感じられます。

稲の苗が一面に植えられた景色に由来する、淡い萌黄色。植え付けたばかりの苗の、いきいきとした緑にはどこか眩しさも感じます。
苗色は、天皇の側に仕える人々の服色にも用いられてきました。
水を張った田んぼに若い苗が並ぶ風景は、古くから日本の暮らしの中で親しまれてきたものです。
そのみずみずしい緑は、初夏の光の中でいっそう鮮やかに映ります。

多年生の常緑シダ植物、木賊(とくさ)の茎の色に由来する、青みを帯びたやや暗い緑色。
木賊は茎の表面がざらざらしていることから、古くは板などを磨くために用いられ、「研草」とも呼ばれてきました。
木賊色は『平家物語』に、年配の人々に好まれた色として登場しますが、それも納得の渋みと落ち着きのある色合いです。

檜の樹皮の色に由来する、赤みを帯びた深い茶色。檜皮そのものを用いて染められた、濃く落ち着いた色合いです。
檜皮色は平安時代に生まれた色名で、『源氏物語』にもその名が見られます。戦国時代には武士たちにも愛され、よく使われるようになりました。
重みのある茶色には、力強さと品格が静かに宿ります。
いかがでしたか。
今回は、苔や樹皮、シダ植物など、さまざまな植物に由来する色の名前をご紹介しました。
花の色のような華やかさはないものの、控えめながらも確かな存在感を持つ色が多く、日本らしい趣や懐かしさが感じられますね。
身のまわりの植物の色に目を向けながら、その奥行きを楽しんでみてください。
<参考>
「色の名前と言葉の辞典888」(東京書籍)
「日本の伝統色」(ピエ・ブックス)
「和の色手帖」(グラフィック社)
※掲載している色は、モニタ画面上での表示をもとにした目安です。表示環境によって、実際の色味とは異なる場合があります。
ハーモニーカラーデスク(KASANEの色目)
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¥1,045(税込)
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日本ならではの伝統配色である「かさねの色目」をアクセントに取り入れたカレンダー。
色彩暦(二十四節気入)
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