2021.04.10 up

暦のおはなし

鴻雁北(こうがんかえる)

鴻雁北(こうがんかえる)

七十二候の中で、清明(せいめい)の次候にあたります。

 

南から到来するツバメとは入れ替わり、冬を日本で過ごした雁(がん)が北のシベリアへ帰っていく頃。

 

春の「鴻雁北(かえる)」に対して、秋は「鴻雁来(きたる)」と表します。※鴻雁来(こうがんきたる・10月8~12日頃 冬を日本で過ごす雁が北から渡ってくる。)

群れをなし飛び去っていく雁の様子は、昔から季節の移ろいを感じ、多くの詩歌に詠まれてきています。

また、雁は「幸せを運ぶ鳥」とされ、家紋にも多く使用されてきています。柴田勝家も家紋として「二つ雁金紋」を使っています。古くから日本人に親しまれていたことが分かります。

 

 

渡り鳥

  • 「夏鳥」・・・繁殖のため夏を日本で過ごし、越冬のため再び南へ渡る鳥。ツバメ・オオルリ・キビタキなど
  • 「冬鳥」・・・越冬のため冬を日本で過ごし、繁殖のため再び北へ渡る鳥。雁・オオハクチョウ・ジョウビタキなど。
  • 「旅鳥」・・・日本より北で繁殖し日本より南で越冬する渡りの途中に日本を通過し立ち寄る鳥。シギ・チドリなど。

※「留鳥」・・・対して越冬・繁殖を同一の地域で行う鳥。スズメ・メジロなど。

 

 

キョクアジサシは最も長い距離を渡る鳥として知られ、1年のうちに北極圏と南極圏の間を往来して、渡りの距離はなんと往復32,000kmにもなるよ!「アオバズク」という渡り鳥のフクロウもいるよ。

めくろうくんのちょっと雑学!?

 

 

『七十二候(しちじゅうにこう)』 とは・・・
1年を72に区切って、季節を細かく分け、そのひとつひとつは気象の変化や動植物の様子を短い言葉で表現されています。『二十四節気』は半月ごとの季節の変化を示していますが、これをさらに分けて、5日ごとに区切って表したものを『七十二候』といいます。季節の変化を細かく見つめ、農作業に生かしていたようです。

詳しくはこちらから

 意外と知らないカレンダーのあれこれ 教えて!めくろう君(七十二候について)

 

 

桜始開(さくらはじめてひらく)

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桜始開(さくらはじめてひらく)

2021.03.25 up

桜始開(さくらはじめてひらく) 七十二候の中で、春分(しゅんぶん)の次候にあたります。   昼夜の長さが同じに…

桜始開(さくらはじめてひらく) 七十二候の中で、春分(しゅんぶん)の次候にあたります。   昼夜の長さが同じに…

 

 

春夏秋冬の『四季』。立春から大寒までの『二十四節気』。そして、それをさらに細かく分けて表現した『七十二候』。言葉にはさまざまな意味が込められており、字面を見るだけでも季節を感じられそうです。

 

 

雁、ツバメ、ウグイス、セキレイなど七十二候には鳥の名前が多くあるよ。昔の人々は、動物たちと共生していたことがわかるよね。

めくろう店長

 

 

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四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。

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