読みもの
[今月のRemind] 12月のカレンダー
2020.12.01 up
いよいよ12月、今年最後の月となりました。クリスマスや忘年会、子どもたちの冬休みと楽しみも多い時期ですが、お歳暮や年賀状…
いよいよ12月、今年最後の月となりました。クリスマスや忘年会、子どもたちの冬休みと楽しみも多い時期ですが、お歳暮や年賀状…
2020.12.21 up
12月21日は、1年のうちで昼間の時間が最も短く夜が長い、二十四節気(二十四節気についてはこちら)のひとつ「冬至」です(2020年の場合)。ここから徐々に昼が長くなっていきますが、寒さはこれからが本番です。昔から冬至には、栄養豊富なカボチャを食べたり、血行促進効果のあるゆず湯に入ったりする習慣があります。今日はゆず湯にして特別なバスタイムにしてみませんか?
12月のカレンダーはこちら。
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2020.12.01 up
いよいよ12月、今年最後の月となりました。クリスマスや忘年会、子どもたちの冬休みと楽しみも多い時期ですが、お歳暮や年賀状…
いよいよ12月、今年最後の月となりました。クリスマスや忘年会、子どもたちの冬休みと楽しみも多い時期ですが、お歳暮や年賀状…
ゆずと言えば、まず思い浮かぶのはあのさわやかな香り。ゆずに含まれている香りの成分リモネンは脳をすっきりさせストレスを和らげてくれます。浴室全体が爽やかな香りで包まれ、日々のストレスも一旦忘れて思いっきりリラックスできそうです。
また、皮に多く含まれるビタミンCの量は柑橘類でもトップクラス。クエン酸も豊富に含まれているので、お肌にもいいことがたくさん。肌を健康になめらかにしてくれるだけでなく、ひびやあかぎれの防止にもなります。さらにヘスペリジンやリモネンといった成分は血行を促進して体を芯から温めてくれるので、冷え性や風邪予防にも。まさに冬の時期に嬉しい効能がたくさんのゆず湯なのです。
いいことづくめのゆず湯ですが、どうやってゆず湯を楽しめばいいのでしょうか。丸ごと浮かべたり、絞ってお湯に入れたりと様々なやり方があります。しきたりとしてこうしなければならない、という決まりはないようなので、やりやすいやり方で思い思いに楽しみましょう。
用意するゆずの数に決まりはありませんが、一般的な家庭のお風呂なら3個から5個ほどのゆずを用意しましょう。もちろんもっと多く用意して贅沢なゆず湯にしてもいいですね。1、2個だとあまりゆずの香りが楽しめないということがあるようです。
ゆずの嬉しい成分は主に皮に含まれています。成分を有効に使うためには皮のまま使いましょう。丸ごと入れるといかにもゆず湯!という感じがして見た目にも華やか、さらに子どもたちも喜ぶのではないでしょうか。皮に切り込みを入れると、より成分が出やすくなります。ゆずを輪切りにしたり半分に切って入れる方法もあります。より香りや成分が出るので効果的ですが、その際はのちの掃除のことを考えて洗濯ネットや布袋などに入れてから湯船に入れましょう。また、皮だけ、または絞り汁だけを入れて楽しむ方法もあります。このやり方だと実や皮は料理などに使えるので、無駄がなくていいですね。
注意点として、ゆずの成分が肌の弱い人には刺激になることもあるので、最初は少量のゆずから試して調整しながら行ってください。農薬などが付着していることもあるので、ゆずはお湯に入れる前にしっかり洗いましょう。ゆずは潰したりせずに浮かべるだけにしておくと刺激が少ない状態でゆず湯を楽しめます。
家族みんなが入ったあとのお風呂の湯は皮脂や汚れで清潔とは言い難い状態ですので、食用はやめておきましょう。1日ゆず湯に使っただけなら、お湯から引きあげて干しておけば、効果は少し薄まっているかもしれませんが次の日もゆず湯を楽しむことができます。また、皮をむいて皮の部分をキッチンの掃除に使っても。クエン酸は水垢落しに、香り成分のリモネンは油汚れに効くので、シンク磨きや電子レンジの掃除に使えます。
ゆずなどの柑橘類の実が放つ香りは、古くから邪気を祓うと信じられていました。冬至にゆず湯に入るという習わしは、厄を祓う意味で江戸時代の銭湯が広めたと言われています。なぜ冬至なのかというと、湯につかることで病気を治す「湯治」と「冬至」をかけているのだとか。また、「ゆず」だけに「融通を利かせて世を渡る」という願いが込められているそう。一見ただの言葉遊びのようですが、この寒さの厳しい時期にゆず湯で風邪予防をするというのは理にかなっていますね。
差し迫る年末の慌ただしさ。バタバタと忙しい毎日ですが、これから迎えるクリスマスやお正月を楽しむためにも、家族みんなが元気でいることが何よりも大事です。ゆず湯で体の芯まであたたまり、この寒い季節を乗り切りましょう。
普段と違い、ゆずの浮かんだお風呂にきっと子どもたちも大喜びではないでしょうか。家族でいつもと違ったバスタイムを楽しんでみましょう。