2021.12.03 up

知育のきっかけにも。世界に一つ、我が家だけのオリジナルカレンダーを作ってみよう![親子のための今月のRemind]

気がつけば新年まであと少し。来年のカレンダーをどうしようか考える季節になりましたね。

 

ところで、大人は当たり前のようにカレンダーを見て日付や曜日を認識しますが、子どもが日付や曜日を理解するようになるのは何歳くらいなのでしょう?

昨日、今日、明日といった概念や「今日は何曜日」というのを理解できるのは、個人差はもちろんありますが一般的に6歳前後なのだそう。

 

目に見えないものを子どもに教えるのは難しいですが、毎日カレンダーを見ながら「今日は何日だね」「明日は何曜日だね」と会話を繰り返すことで得られるものは、きっと多いのではないでしょうか。

 

今回は、簡単にできる手作り万年カレンダーの作り方をご紹介します。

自分で作った我が家だけのオリジナルカレンダーに、子どもも興味を持ってくれるかもしれません。日付や曜日の感覚を身に付けさせるきっかけにしてみませんか?

 

 

 

材料

手作り万年カレンダーの材料

 

・有孔ボード(パンチングボード)​​
(100円ショップで購入した30×40センチのもの)
・麻紐
・木製ピンチ 8個

上記はカレンダーの土台になります。

 

 

色画用紙

 

・お好きな色の色画用紙

・ボール紙(厚紙)

 

こちらは、日付部分を作成するのに使います。

 

 

 

オリジナル万年カレンダーを作ろう

今回作成するのは、万年カレンダーです。

万年カレンダーとは、日付部分を自分で動かすことで1年中、そして今後何年も使えるカレンダーのこと。1ヶ月ごとに自分で手を動かしてカレンダーを作ることで、子どもが日にちや曜日の感覚を学ぶ手助けにもなりますね。

 

手作り万年カレンダー見本

 

こちらが、今回作る万年カレンダーの完成形です。縦の列でバラバラのカードになっていて、これらを組み合わせて作る万年カレンダーです。

 

では、早速作っていきましょう〜!

 

まずは、お好きな色画用紙を用意し、ボール紙に糊で貼り付けてください。色画用紙単体だと薄くて反ってしまうので、ボール紙で補強します。

 

ボール紙での補強が終わったら、月を書き入れるための正方形のカード(写真のものは45mm×45mm)を12個、曜日を書き入れるための正方形のカード(写真のものは30mm×30mm)を7個、日付を書き入れるための長方形のカード(写真のものは30mm×180mm)を18個作ります。

 

いろんな色を使ってカラフルにしてもいいですし、全て同じ色にして統一感を出してもいいですね。お好きな色の組み合わせを、お子さんと一緒に考えて作ってみてください。

 

 

手作り万年カレンダーに日付を書いているところ

 

カードが用意できたら、文字を書き入れます。

月用のカードには1〜12、曜日用のカードには日〜土をお好きなペンで書いてください。

今回はインテリアとしての見た目重視で曜日を英語で書いていますが、知育を重視するならひらがなで書いてあげるといいですね。

 

数字を書き入れる作業はぜひ子どもにやってもらいましょう!上手でなくても味のある仕上がりになります。

まだ文字が書けない年齢の場合は、大人が薄く下書きしたものをなぞってもらってもいいですね。

 

曜日は、後ほど木製ピンチに貼り付けるので、カードの少し上の方に文字を書きましょう。

 

手作り万年カレンダーの日付パターン続いて、日付のカードに文字を書き入れます。万年カレンダーは、上図の18種類のカードの組み合わせで実現できます。ちょっと数が多くて大変ですが、図を参考に作ってください。

 

手作り万年カレンダーに日付を書き入れているところ

 

文字の位置をきれいに揃えるために、鉛筆でうっすら区切り線を入れ、枠におさまるように書いてもらいましょう。あとで消しゴムで線を消してください。

また、上部は木製ピンチで挟むので、その分を少し空けておいてくださいね。

 

最初は5歳男児に文字を書いてもらっていましたが、途中で飽きてしまいどこかへ行ってしまったので、7歳男児にバトンタッチです…。

 

子どもの年齢によっては、これを全部書くのは至難の技かもしれませんので、月の12枚だけを書いてもらうなど、様子を見ながら(機嫌を取りながら…)臨機応変に行ってくださいね…

 

手作り万年カレンダーの月カード

 

5歳男児が書いた月の12枚。うまくバランスが取れていなかったり、形が少しおかしかったりしますが、そんなところが味になっています。大人が書こうと思ってもかけない味わいある文字は子どもならでは。ぜひお子さんに書いてもらいましょう!

 

手作り万年カレンダーのパーツ

 

全ての文字入れが完了しました。

 

手作り万年カレンダーの曜日のカード

 

続いて、曜日のカードを木製ピンチにボンドで貼り付けます。

 

手作り万年カレンダーの曜日のカード

 

ボンドが乾いてしっかり接着できたら、曜日順にして木製ピンチに麻紐を通します。

今回小さめの木製ピンチを使ったのですが、紐を通す穴が小さくて通らなかったので、麻紐を二つに割いて使っています。

 

手作り万年カレンダーの曜日のカード

 

一番左の木製ピンチは月のカードを挟みます。

 

木製ピンチに麻紐を通したら、有孔ボードに取り付けます。

 

木製ピンチに麻紐を通したら、有孔ボードに取り付けます。

バランスを見ながら位置を決め、孔から紐を通し、ボードの後ろでしっかり結んでください。(今回使ったのは裏が白い有孔ボードです)

 

手作り万年カレンダーの作り方

 

前から見るとこのような感じになります。ここまでくれば、あとは月と日付のカードを挟むだけ。

 

手作り万年カレンダー完成

 

日付のカードをカレンダー通りに木製ピンチに挟めば完成です!来年のカレンダーはスマートフォンのカレンダーアプリ等で確認できますよ。

日付や曜日をバッチリ理解している年齢の子どもには、日付の組み合わせにチャレンジしてもらいましょう。パズル感覚で楽しめます。

 

有効ボードを使った手作り万年カレンダーの活用法

 

せっかくの有孔ボードなので、鍵や小物なんかをフックにひっかけて使ってもいいですね。インテリアとしても楽しめます。

 

壁にかけたり、スタンドに立たせたりして飾ってください。ちなみに写真のスタンドは100円ショップで購入しました。

 

手作り万年カレンダーを飾ろう

 

自分が書いた文字のカレンダーが毎日目につくところにあることは、子どもにとっても嬉しいものです。

 

 

 

さいごに

子どもと一緒に作る、オリジナル万年カレンダーの作り方をご紹介しました。

毎日カレンダーを眺めて親子のコミュニケーションをとることで、日付や曜日に興味が出てきたり、理解の手助けになったりしますので、ぜひ知育アイテムとしてもお使いください。

 

今回は、子どもだからこそ書けるちょっと拙くて可愛い文字もポイントです。子どもの今の時期の文字を形にして残しておけるという点で、思い出にもなりますね。下手でも構いません、楽しんで書いてもらいましょう!

 

今回はナチュラルな雰囲気になるように素材や色合いを考えて作っていますが、有孔ボードの代わりにコルクボードやホワイトボードを使うなど、他の素材でも応用できます。お好きな素材を使って作ってみてくださいね!

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