2021.10.22 up

秋の思い出をカタチに。落ち葉でしおりを作ってみよう[親子のための今月のRemind]

ひらひらと落ち葉が舞う季節。ちょっと風が冷たいですが、秋晴れの日も多く、お散歩にはもってこいの時期です。

 

子どもたちにとっては落ち葉も遊び道具のひとつ。かき集めて落ち葉シャワーにしたり、踏み締めてパリパリとして音を楽しんだり。

気に入った色や形の落ち葉を集めるのも楽しいですよね。

 

拾ってきた落ち葉も子どもにとっては大切な宝物。

そんな秋の思い出をしおりやコースターにして、親子で一緒にカタチに残してみませんか?

 

 

 

落ち葉拾いに出かけよう!

公園へやってきました。秋晴れで雲もなくすっきりとした空。お散歩もとっても気持ちがいい季節です。

ひらひらと葉っぱが落ちてくるので上を見上げて見れば、すっかり落葉して寂しくなった樹々の枝。秋から冬に少しずつ移り変わっているのを感じます。

 

一面の落ち葉

あたり一面落ち葉だらけ。

 

乾燥した落ち葉

落葉して時間の経っているものは乾燥してパリパリです。しおり制作には使いにくいので、落ちてまだ時間の経っていない柔らかい葉っぱを探します。

色や形、大きさなど、お気に入りのものを見つけてください。

 

集めた落ち葉

紅葉はまだ見頃ではありませんでしたが、広い公園をぐるっと一周すると様々な種類の木があり、落ちている葉っぱも色とりどり。こんな感じで拾ってきました。

 

臭木

ちなみに、公園を散歩していると、見たことのない変わった実を発見。羽子板の羽のような形です。調べてみたところ「クサギ」でした。

葉っぱをちぎると悪臭がすることから「臭木」と名が付いたようです。

子どもと一緒に外を歩いているだけでも、いろんな発見があって楽しいですね。

 

 

工作の前に下処理をしよう

では早速工作に取り掛かりたいところですが、外から拾ってきた葉っぱは汚れや虫が気になります。まずは下処理を行い、きれいにしてから工作を始めましょう。

 

水面器に入った落ち葉

まずは拾ってきた葉っぱを水洗いします。洗面器に水をはり、葉っぱを入れて優しくこすって汚れを落としてください。

力を入れると破れてしまうので注意ですよー!

 

洗った落ち葉

汚れが落ちたらタオルやキッチンペーパーで優しく拭き、新聞紙の上に並べます。

上からさらに新聞紙をかけて葉っぱを挟み、その上から分厚い本などで重しをします。

そのまま一晩くらいおいて乾燥させてください。

 

洗って乾燥させた落ち葉

一晩乾燥させたもの。反りがなくなり真っ直ぐになりました。

 

木工用ボンドと紙コップ

木工用ボンドを紙コップなどに適量入れ、水を入れて溶かします。

 

落ち葉をボンドでコーティング

水溶きボンドに葉っぱを浸し、コーティングします。ニスの代わりですね。

 

ボンドを塗った落ち葉

小さい葉っぱはそのまま水溶きボンドにひたしましたが、大きな葉っぱは紙コップに入らないので使い捨てのプリンなどのスプーンを使って塗りました。

 

ボンドを塗った落ち葉全てのコーティングが終わったら、また新聞紙に広げて乾燥させます。

しっかり乾いたら、下準備は完了です!

 

 

 

しおりやコースターを作ってみよう!

用意した画用紙色画用紙を用意します。普通のカラフルな画用紙でもいいですが、100円ショップで見つけたこちらのくすみカラーの画用紙は、落ち葉の色も映えて、秋らしく落ち着いていておすすめです!

 

しおりやコースターを想定して、長方形や四角、丸などお好きな形にカットします。

 

葉っぱを置いてみたしおりどんな風に葉っぱをレイアウトするか、仮に葉っぱを置いてやってみましょう。完成形が見えてきて楽しい時間です。

 

マスキングテープを貼るところ色画用紙はそのままでもいいですが、せっかく子どもと一緒に作るので、絵を描いたり飾り付けをしてもいいですね。

 

今回は5歳児と一緒に作り、マスキングテープを自由に貼ってもらうことにしました。

 

マスキングテープを貼るところ「三角も作りたい!」と言われたので三角の画用紙も用意しましたが、しおりにしては大きいし、コースターにするには中途半端…。用途は不明ですが、楽しそうなので良しとします。

 

マスキングテープを貼ったしおりスタッフもやってみました。マスキングテープは手軽に色んな模様を描けるのでおすすめです。

 

こんな感じで飾り付けと葉っぱの位置決めが完了です。

 

 

ラミネートフィルム続いて、ラミネートの工程に移ります。ラミネート機をお持ちの方はそちらを使ってください。

100円ショップには手貼り用のラミネートフィルムが売っていますので、ラミネート機を持っていない方はこちらをご用意ください。しかし便利なものが売っているんですね〜!

 

ラミネートフィルムを貼るところラミネートフィルムにしおりやコースターを挟みます。手順はラミネートフィルムの説明書に従ってください。

 

手貼りはいかに空気を抜きながらフィルムを貼り合わせていけるかが、きれいな仕上がりになるかのポイントになります。

素手で空気を抜くのが難しい時には、ハンドタオルなどを使うと滑りも良くやりやすいですよ。タオルで大まかに空気を抜き、細かいところは定規などを使って空気を抜いてください。

 

ラミネートの角を丸くするところラミネートフィルムを貼り合わせたら、周囲を5mm程度残してカットします。切り口の角はそのままだと刺さって危ないので、丸く切り落としてください。

 

手貼りラミネートなのでどうしても少し空気が残ってしまっていますが、これで完成です!しおりにする場合は、パンチで穴を開けて紐を通してもいいですね。

 

落ち葉で作ったしおりやコースター子どもたちが拾ってきた落ち葉を、かわいく形にして残してあげましょうー!

 

落ち葉をラミネートしてインテリアにちなみに、大きな葉っぱはコースターやしおりにはできなかったので、そのままラミネートして部屋に飾ってみました。手軽に秋らしい雰囲気を演出できます。

ラミネートしてあれば、ボロボロになることもないし、画鋲も刺しやすくなりますよ。

 

小さいお子さんが初めて拾った落ち葉だったら、記念にラミネートの上から白色のマジックでおしゃれに日付を書き込んで飾ってもいいですね。

 

 

 

さいごに

子どもと一緒に楽しむ、落ち葉を使ったしおりやコースターの作り方をご紹介しました。

 

手貼りのラミネート作業は大人でもちょっと難しかったので、お子さんの年齢に合わせて大人が手伝ってあげてくださいね。落ち葉探しや、マスキングテープでの飾り付けを子どもに任せるのが良さそうです。

 

画用紙の色やマスキングテープの柄の組み合わせで、かわいくもおしゃれにも作ることができるので、大人にも楽しい作業ですよ。

 

こうやって形にしておくことで「あの時は公園でこうだったな〜」なんて、子どもとの秋の思い出をいつでも思い出すことができます。

 

この秋は、お散歩に行ったらぜひお子さんと一緒に落ち葉を集め、工作を楽しんでみてくださいね!

 

この記事をシェアする

一覧に戻る