2021.05.24 up

[今月のRemind 5月編] 住まいの梅雨じたくで、梅雨を快適に乗り切ろう

ジメジメと憂鬱な雨の季節がやってきました。せっかくの清々しい晴天の日々も一転、一気に肌寒くどんよりとした日々に。

 

梅雨の時期に気をつけたいのは、何と言ってもおうちに発生してしまうカビ。ここでは、住まいのカビ対策として梅雨時期に気をつけたいことをご紹介します。梅雨が明けたらカビが…なんてことの無いように、しっかり対策しておきたいですね。

 

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2021.05.01 up

ゴールデンウィークからスタートする5月。旅行や外出が難しい情勢ではありますが、おうちでできる楽しみを見つけて楽しく過ごし…

ゴールデンウィークからスタートする5月。旅行や外出が難しい情勢ではありますが、おうちでできる楽しみを見つけて楽しく過ごし…

 

 

気をつけたい、カビの被害

カビは、生えたなら除去すればいいというものではありません。注意しなければいけないのはカビによる健康被害です。

カビはダニの餌となり、ダニを繁殖させ、アレルギー性皮膚炎や喘息を引き起こすだけでなく、肺炎、水虫などの感染症、食中毒の原因にもなります。お年寄りや小さな子どものいる家庭では特に気をつけたいですね。

また、お家の建材もカビが生えることによって腐って傷みやすくなります。大切なお家を長く住み続けられる家にするためにも、カビ対策は重要なんですね。

 

 

 

どんなところにカビが生えるの?

梅雨時期のじとっとまとわりつくような湿度の高さ、なんとなくカビが生えそうだなということはイメージできるかと思います。実際、カビが生える条件とはどのようなものなのでしょうか。

 

以下の条件が揃うとカビが生えやすくなると言われています。

(1)20度以上の室温

(2)60%以上の湿度

(3)栄養分となる汚れやホコリ

 

梅雨の時期の湿度は約70〜80%と高いので、室温20度以上の部屋で掃除が行き届いていないとなると、カビにとっての好条件が揃ってしまいます。

 

カビの胞子は常に空中に浮遊しており、それが栄養分である室内の汚れやホコリに付着して菌糸体を作って増殖したときに、目に見える状態になり私たちは「カビが生えた」と気づきます。しかしその時点では既にカビの胞子は家中に蔓延してしまっており、対策をしないとどんどんカビは増え続けてしまいます。

それでは、具体的にどんな対策をすれば良いのか見ていきましょう。

 

 

どんなところにどんな対策をすればいいの?

 

クローゼットや押入れ

衣類・バッグなどいろんなものを詰め込んであるクローゼットや、布団を収納してある押入れは、湿気がこもりやすくホコリも発生しやすいので、梅雨の時期でなくても気をつけなければいけない箇所ですが、梅雨の時期となるとより一層の注意が必要です。

 

・まずは一度きれいに掃除をしてカビの餌となる汚れ、ホコリを除去しておきましょう。

 

・除湿剤はすでに置かれている家庭も多いでしょうが、一度全て確認し、効果の切れているものは取り替えておきましょう。

 

・クローゼットの扉や押入れのふすまは毎日開けて換気しましょう。

 

・空気の通り道を確保することが重要ですので、パンパンに物が詰められている場合は少し整理をしましょう。

 

・押し入れの床、壁際の3方にすのこを置いて、その上に布団を乗せるようにしましょう。さらに隙間があれば新聞紙を丸めて入れておくと効果的です。

 

 

浴室

浴室も普段からカビに気をつけたい箇所。換気に気をつけている方も多いでしょう。梅雨の時期は、徹底して浴室の湿度を下げることに注力しましょう。

 

・入浴後の浴槽のお湯は必ず抜きましょう。シャワーで浴室全体に冷水をかけて温度を下げておくと効果的です。

 

・窓がついている場合は、入浴後最低30分は窓を開けるようにしましょう。

 

・カビが生えやすいパッキンやタイルの目地、浴室の隅などはできれば毎日乾いた布で拭き上げするようにしましょう。

 

・浴室乾燥機や換気扇に汚れ、ホコリが溜まっていると、そこにカビが繁殖し浴室中に撒き散らかしてしまうので、こまめに掃除しましょう。

 

 

洗濯機

洗濯機の内部は湿度が高くカビが生えやすいので、使用しない時には必ず蓋を開けておきましょう。また、洗濯かごがわりにして汚れや皮脂の付いた洗濯物を入れておくことは、自らカビ発生の好条件を揃えてしまうようなもの。絶対にやめましょう。

 

 

玄関

外からの汚れや埃が一気に入ってくる上に、濡れた靴や傘を置いておくことが多い玄関も要注意です。

 

・雨に濡れた状態で帰ってきたら、まずは傘や靴の水滴をしっかり払いましょう。古雑巾と新聞紙を常に玄関にスタンバイさせて置くと便利です。

 

・濡れた靴の中には新聞紙を入れて陰干ししておきましょう。すのこの上に干すと靴底の湿気も取りやすくなります。

 

・下駄箱の扉は、締め切らずに常に少し開けておきましょう。靴をたくさん詰めすぎないで、空気の通り道を作っておくことも大切です。

 

・下駄箱には、除湿剤や、消臭・吸湿作用のある重曹を小瓶などに入れて一緒に置いておきましょう。

 

 

キッチン

カビの栄養分となる汚れやホコリが多く、調理時に発生する湯気などで湿りがちなキッチンもカビ対策は必須です。

 

・換気扇は、調理中だけでなく調理後もしばらく回しておくようにしましょう。

 

・シンク下の収納スペースは、排水管があるので高温多湿になりがち。収納の扉は開けておくようにしましょう。

 

・茹で料理や煮込み料理の際には、可能であれば電子レンジを使うと部屋に蒸気が拡散しません。

 

・食器棚や食品庫などはこまめに扉を開けて風を通すようにしましょう。

 

・調理中の汚れは、思わぬところにまで飛び散っていることがあります。壁や床を念入りに掃除するクセをつけましょう。

 

 

リビング・寝室

家族が集い、滞在時間も長いリビングや寝室は、なんとしてでもカビの発生を抑えたい箇所です。

 

・可能な限り、洗濯物の部屋干しは避けましょう。大きな部屋に湿気を広げてしまうより、脱衣所や洗面所など小さい部屋に湿気を閉じ込めて、除湿機などで一気に除湿してしまう方が効率良く湿度を下げられます。やむなく部屋で洗濯物を干すときには、サーキュレーターや除湿機を使用し、なるべく素早く乾かすようにしましょう。下に新聞紙を敷くのも効果的です。

 

・小雨程度なら毎日窓を開けて換気をしましょう。対角線方向の窓を2箇所開けると効率よく風が通ります。

 

・最近では性能のいい窓も増えましたが、窓が結露してしまうお家では、窓のサッシをきれいに掃除しておきましょう。ホコリや汚れが溜まったままのサッシに、結露した窓の水滴が落ちるとそこから一気にカビが増殖してしまいます。結露防止アイテムなども活用しましょう。

 

 

 

以上、住まいの梅雨じたくとして取り入れたいカビ対策をご紹介しました。

長雨は憂鬱ですが、雨の日だからこそ家の中でゆっくり楽しめることもあります。しっかりとカビ対策を行って、快適なお家時間を過ごしたいですね。

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