2022.10.31 up

六曜ってどこまで気にする?[カレンダーのある暮らし]

多くのカレンダーで目にする「大安」「友引」「仏滅」などの文字。

これらは「六曜(ろくよう)」と呼ばれる、吉凶占いの一つです。

 

と言っても、今日の六曜が何なのか、知らずに過ごしている人がほとんどではないでしょうか。

カレンダーにしっかり書かれていても普段特に意識することはないのに、特別な日には妙に気になってしまう六曜。

なんだか不思議な存在ですよね。

 

今回は、私たちの暮らしと六曜について調べてみました。

 

 

 

六曜についておさらい

 

六曜ってどこまで気にする?

 

「大安は縁起のいい日で、仏滅は良くないって聞くけど…」

と、なんとなくは知っているけれど、いまいちちゃんと分かっていない、という方も多いかもしれません。

 

ここで一度、六曜についておさらいしておきましょう!

 

 

六曜とは

「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの総称で、その日の吉凶を占う暦注(※)のひとつです。

※暦に記載されている日付以外の情報

 

先勝(せんしょう・さきかち)

早く事を行うことが良いとされる日。「先んずれば即ち勝つ」、つまりは先手必勝という意味があります。行動するのは、午前中が吉、午後は凶の時間帯といわれています。

 

友引(ともびき)

「友引」は「友人を引き込む」とされている日で、結婚式の日としてはよい日とされていますが、お葬式は道連れが出ると考えられています。1日の中でも午前、夕方、夜は吉、昼は凶といわれています。

 

先負(せんぷ・さきまけ)

『先勝』の逆で、急いで物事を進めることは避けるべきとされる日。「先んずれば即ち負ける」という意味があります。午前中は凶、午後は吉といわれ、この日は勝負事などせず、穏やかに過ごすのが良いとされています。

 

仏滅(ぶつめつ)

「仏も滅するような不吉な日」という意味があり、六曜の中で一番の厄日。 一般的には悪いイメージの仏滅でも、「一旦滅びることは、新たなはじまり」と前向きな解釈もあります。

 

大安(たいあん・だいあん)

六曜の中で一番の吉日。「大いに安し」という意味があり、何事も平穏に進むと言われています。婚姻、移転、建築、旅行、新規事業のスタートなど、基本何をするにも縁起のいい日です。

 

赤口(しゃっこう・しゃっく)

「仏滅」に次いで不吉とされる日で、赤を連想させる火(火事)や血(怪我)に注意せよという意味があります。ただ、午前11時~午後1時までの時間帯は吉といわれています。

 

 

 

 

カレンダーと六曜の関係

 

ハーモニーカラーデスク(KASANEの色目)

 

六曜を普段目にするのは、カレンダーや手帳の中。

むしろそれ以外で、六曜を見ることはほとんどないかもしれません。

 

旧暦が使われていた頃は六曜は生活に密着しており、簡単な規則で配当されていたので、カレンダーがなくとも今日の六曜を知ることができました。

 

新暦の今も旧暦の頃と同じ規則で配当されていますが、今日が旧暦のいつに当たるのかを把握していないと、今日の六曜は分かりません。

 

 

六曜ってどこまで気にする

 

今の時代に旧暦を把握して暮らしている人はほとんどいないでしょう。私たちが手軽に六曜を知るには、カレンダーを見るしかないのです。

 

ちなみに、大安だけを記載したカレンダーや、大安と友引だけを記載したカレンダーなども存在します。

 

大安だけが書かれたカレンダー

こちらのカレンダーには、赤文字で大安だけが書かれています。

 

結婚式やお葬式といった冠婚葬祭と関係が深い大安や友引。多くの人にとって身近な六曜だけを残しているのですね。

 

 

 

 

六曜ってどこまで気にする?

 

さて、やはり気になるのは、この吉凶占いはどこまで気にした方がいいのか?ということではないでしょうか。

 

さまざまな考え方がある中、明確な答えを出すことはできませんが、六曜についての知識を深めることで、自分なりの六曜との向き合い方が見つけられるかもしれません。

 

 

六曜の起源

中国唐代の暦算学者、李淳風が考案したとされています。日本に伝わったのは室町時代初期。江戸時代頃から広く民間にも普及しました。

この頃は今とは違い、1日を12に分けて、そのうちの一つ(2時間)の吉凶を占うものでした。6つの名称も今とは異なり「大安」「留連」「速喜」「赤口」「将吉」「空亡」の6つでした。

 

その後も六曜は少しずつその名称や順番が変わっており、今の六曜に固定されたのは天保年間(1830〜1844年)と言われています。

 

 

改暦以降の六曜

六曜に限らず、九星(詳しくはこちら)や二十八宿(詳しくはこちら)など吉凶を占う暦注は、迷信であるとして明治時代の改暦(旧暦から新暦への変更)の際に政府によって一切禁止されてしまいましたが、人々の反発も多かったと言います。

 

そのため、六曜や九星などを記した暦が違法に発行されるようになり、特に農漁村などで人気となりました。それらの暦は「おばけ暦」と呼ばれ、政府が厳しく取り締まっていましたが、何度も発行が繰り返されていたようです。

第二次世界大戦後に暦における政府の統制が廃止されると、再度出回るようになりました。

 

 

こうやって歴史を振り返ると、六曜は少しずつ形を変えてきたこと、迷信であると禁止されていた過去があること、禁止されてもなお、人々は六曜を求めていたことがわかります。
「根拠のない迷信」とされながらも、人々の暮らしの支えの一つだったことは間違いないのでしょう。

 

 

現代の暮らしと六曜

現代の暮らしにおいて、お日柄(六曜のこと)を気にするとすれば、どんなシーンがあるでしょうか。

 

  • 結婚式
  • お葬式
  • 地鎮祭
  • 引っ越し
  • 新車の納品
  • 開店・開業

など

 

これらのシーンは人生の中でそう何度も訪れるものではありません。だからこそ、迷いが生じて六曜が気になってくる、ということもあるのかもしれませんね。

 

冠婚葬祭でさまざまな年代の人たちが集う場だと、日柄について気にする人がその中にいるケースも多いでしょう。自分が気にするか、だけでなく、参加される他の人がどう感じるかというのも頭に入れておきたいところです。

 

日柄の悪さを逆手にとってポジティブに捉え直すこともできます。例えば結婚式場では、仏滅だと料金が安くなるお得なキャンペーンが行われていることもありますし、多くの人が避ける日だと混雑しない、予約が取りやすい、といったメリットもあります。

 

 

人生における重要なシーンで、大切なのは六曜だけではありません。
何を優先すべきかじっくり考え、優先順位をきちんとつければ、自ずと六曜との距離感がつかめそうです。
スケジュールや予算、どんな場所でどんな人が参加するのか、そして自分自身の気持ちなど。それらを考えた上でも迷いがある時には、六曜を一つの判断材料にしてもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

さいごに

今回は、カレンダーと密接な関係にある六曜についてご紹介しました。

 

普段は気にならないのに大事な日には急に気になってしまう六曜ですが、きちんと六曜について知ることで、自分なりの向き合い方を見つけてくださいね。

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